007映画で英語の勉強 昔はよく~したものだった、used to と言う表現。慣れているという is used to という表現
■used to ~したものだった
use to は~したものだったです。現在と昔とのコントラストが強く意識されている。「昔は~だったな」。もちろん「今はそうじゃない。」が強く含意されている。
英単語イメージハンドブック(大西泰斗、ポール・マクベイ著)
「以前は~であった(が、現在は~ではない)」
I used to walk to my office, but now I take the bus.
以前は歩いて通勤してましたが、今はバスを利用しています
英文法解説(江川泰一郎著)
慰めの報酬では、
007はカミーユと飛行機で、グリーンが購入した土地を上空から観察してます。グリーンの地質学者によると、何か価値がものがあるとの話でしたが、そうも見えません。
その時、007がカミーユに言います。
01時間05分57秒
My sources tell me you’re Bolivian Secret Service, or used to be,
私の情報源によると、君はボリビアの諜報部員か、元諜報部員なんだね。(007)
今も諜報部員なのか、今は違うけど昔は諜報部員だったのか、という事ですね。
その後、グリーンの軍用機が襲ってきて、007とカミーユはパラシュートで脱出しますが、深い穴に落ちました。
ダイナマイトの爆破跡がある岩を見て、007は気づきました。
01時間15分17秒
This used to be a riverbed.
ここはかつて川床だったんだ。(007)
確かに今は水も流れてなく、川にはとても見えません。
ちなみに、価値あるものと言うのは、実は水だったのでした。グリーンは水資源を不当に抑えようとしていたのでした。
ワールド・イズ・ノットでは、
テロリストのレナード達が何をたくらんでいるのか調べるために、007は元ソ連情報部員のバレンタインとともに、ある建物に行きます。
バレンタインが言います。
01時間37分18秒
This used to be the KGB’s Istanbul safe house.
Now it’s FSB.
Federal Security Bureau.
ここは、KGBのイスタンブールのアジトだった。今は、FSBだ。連邦保安局だ。(バレンタイン)
safe house アジト
かつてKGBであって、今は違っているって事ですね。
ゴールデンアイでは、
007は昼間、車で競争したゼニア・オナトップとカジノで会います。
ロシアへ行ったことが、おありなのですね。(ゼニア)
00時間20分39秒
Not recently.
I used to drop in occasionally.
いや、最近はないです。昔、時折立ち寄っていた。(007)
drop in ちょっと立ち寄る
occasionally 時折
なるほど、昔は行ってた、最近は行ってないわけですね。
ユア・アイズ・オンリーでは、
セント・シリオスという絶壁に囲まれた山の上に、クリスタトスが奪った英国の重要通信装置があるとわかった007は、コロンボとともに潜入しようとしてます。
コロンボが絶壁を見上げて言います。
01時間45分02秒
St. Cyril’s, where we used to hide from the Germans.
Only Kristatos would make an abandoned monastery his personal retreat.
セント・シリオスだ、ここで、我々はドイツ人から隠れたものだった。(コロンボ)
廃棄された修道院を隠れ家に使おうとするのはクリスタトスぐらいなものだ。 (コロンボ)
monastery 修道院
retreat 隠れ家
隠れたのは昔です。今は戦争でもないし、ドイツ人から隠れる必要もないですし。
消されたライセンスでは、
南米の麻薬王サンチェスはフェリックス・ライターに逮捕されましたが、アメリカの警察官のキリファーの裏切りにより、脱獄に成功しました。その後、サンチェスはフェリックス・ライターを捕らえ、サメのいる水槽に放り込みます。
怒った007はサンチェスの関係箇所を捜査し、サンチェスの部下を何人か殺し、裏切り者のキリファーを見つけ、サメの水槽に落としました。
翌日、アメリカの捜査官が007に言います。
現地の警察がある倉庫の情報を得た。
見つかたんだよ、500Kgのヘロインと死体が数体と、
00時間33分40秒
..and a little bitty piece of what used to be Killifer.
かつてキリファーだった、ちっちゃなピースを。(アメリカの捜査官)
ちょっと怖い気もするのですが、昔はキリファーだった、と、こんな風にも使えるのですね。
bitty ちっちゃな
ルミナス英和・和英辞典
ちなみに、発音はユーストです。ユーズドではありません。
■be used to ~に慣れる
似たような表現で、be used to ~に慣れる があります。
この used to は~に慣れているという形容詞です。
形容詞ですから、その前に be 動詞が付くか、get が付きます。
そこが先ほどの~したものだった、と違う点です。
He’s quite jused to hard work.
きつい仕事に慣れている
英文法解説
発音は同じく、ユーストです。ユーズドではありません。
ダイ・アナザー・デイでは、
テロリストがMI6本部を襲います。テロリストが M に銃を突きつけ、007に撃たれないように、Mを盾にしてます。が、007は撃ちます。その弾丸で M は怪我を負うものの、テロリストは殺され、結局Mは助かります。
実は武器係 R のヴァーチャル・リアリティの射撃場でした。
昔の射撃場が良いな、という007に武器係の R が答えます。
01時間04分36秒
Yes, but it`s called the future, so get used to it.
でも、これが未来と言うものだ、だから慣れてくれ。(R)
ところで、慣れると言うのは、もう一つの表現があります。
accustomed to です。
サンダーボール作戦では、
007はスペクターの女性殺し屋フィオナ・ヴォルペに捕まった後、逃げ出しましたが、フェスティバルの広場で捕まりました。
二人でダンスを始めます。007が言います。
01時間30分33秒
Strange as it may seem, I’ve grown accustomed to your face.
不思議な事だが、僕は君の顔に慣れてきたよ。(007)
ここでは、動詞に grow を使ってます。
(形容詞 as 文 の形は、別の記事で勉強したいと思います)
追記:この記事で勉強しました。
と言うことで、used to は ~したものだった、と言う意味。
これは、This used to be a riverbed.と言う風に、主語からすぐに used to と使う。
似たような表現に、慣れていると言うのがあるが、それは、is used to とか言う形をとると言う事。
そして、どっちもユーズドでなく、ユーストと発音する事。
これが今日、あらためて勉強したことでした。
007映画で英語を勉強して、300記事を超えました。好きな映画で英語を勉強するのは楽しいものです。この記事に全体の目次がありますので、ぜひともお好みの記事からご訪問ください。