007映画で英語の勉強 It is time+過去形は、~してもよいころだ

仮定法過去が It is time ~ の後に続く節の中で使われ、~してもよいころだ という潮時を表す。time の前に about、high がつくこともある。
とロイヤル英文法(綿貫 陽/宮川 幸久/須貝 猛敏/高松 尚弘 著)にあります。
文法的に言えば、仮定法過去になります。

007映画ではどう使われているか見てみましょう。

ゴールドフィンガーでは、
英国銀行は、ゴールフィンガーがどういう方法で金の延べ棒を海外に移送しているか調査しましたが、いまだにわかってません。Mと007にお願いをしてます。
00時間21分50秒
If your department can establish that it is done illegally, the bank can institute proceedings to recover the bulk of his holdings.
I think it’s time Mr. Goldfinger and I met.
Socially, of course.
もし、おたくの部局がこれが非合法にやられていると立証できるなら、銀行は彼の保有物の大部分を取り戻す訴訟を開始できるのですが。(銀行の人)
ゴールドフィンガーと私が会う良い頃合いですね。(007)
社交的にね。(007)

establish      立証する
institute     〈調査・訴訟手続きなど〉を開始する.
proceedings    訴訟手続き
bulk        the bulk 大部分、大半
holdings     (通例複数形で)保有物

サンダーボール作戦では、
007はスペクターのラルゴの私邸に昼食に招かれました。
プールで泳いでいたドミノは言います。
01時間12分59秒
I think it’s time I went to change.
着替えに行っても良いころね。(ドミノ)

私を愛したスパイでは
ヘリコプターに乗った女殺し屋Naomiにさんざん攻撃された後、いよいよ007は反撃に出ます。
01時間15分14秒
It’s time we said goodbye to an uninvited guest.
招かざる客に、そろそろさよならを言う頃合いだな。(007)

消されたライセンスでは、
親友のCIAフェリックス・ライターの結婚式のパーティで007は最後まで付き合った後、新婦デラにガーターベルトを投げられます。(ガータートスという風習)
そこでの会話です。
00時間17分42秒
You know the tradition?
The next one who catches this is the next one who…
No.
Thanks, Della.
It’s time I left.

Did I say something wrong?
He was married once.
伝統を知っている?これを受け取った人は…(デラ)
いいよ。(007)
ありがとうデラ、もうそろそろ帰る頃合いだ(007)

私、何か悪いことを言った?(デラがフェリックスに尋ねる)
あいつは一度結婚したことがあるんだ(フェリックス)

ネバーセイ・ネバーアゲインでは、
敵方に潜入した007から本部に連絡があったと、幕僚がMに報告してます。
01時間38分04秒
We’ve just picked up a message from one of our ships in the Med.
I think it’s from Bond, sir.
About time.
地中海の船からメッセージを受け取りました。(幕僚)
ボンドからだと思います。(幕僚)
頃合いだな(M)

英語字幕は
やっとか
でした。

About timeだけですが、その後はきっと、007が連絡する、を過去形で表現したものが省略されているんでしょうね。

そもそも、何でわざわざ過去形にするのか?
英文法解説(江川泰一郎著)では、
It’s time we went(=for us to go). もう行く時間です、と考えれば良いが、for us to go の場合は「まさにその時間だ」の気持ちであるのに対し、we went の場合は「もう少し遅すぎる」という含みを持つ、と言う学説を紹介してます。
ようやく反撃できるようになった私を愛したスパイでのシーンや、ライターの結婚パーティで最後の一人になった消されたライセンスのシーンとか、連絡を待ち焦がれていたMがいるネバーセイ・ネバーアゲインでは、まさに そんな感じがしますね。

007映画で英語を勉強して、300記事を超えました。好きな映画で英語を勉強するのは楽しいものです。この記事に全体の目次がありますので、ぜひともお好みの記事からご訪問ください。

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