007映画で英語の勉強 アラーのお恵みを(Mayをつかって)

mayを文頭にして、祈願を表す用法があります。例えば、
May you enjoy many years of happiness! 末永くお幸せに
May he rest in piece.彼の霊魂よ、やすらかなれ
形式ばったものだそうです。
(英文法解説(江川泰一郎著))

007にも出てきます。

私を愛したスパイでは、
007は情報を求めて砂漠でラクダに乗って、学生時代の知り合いのフセインの住居を訪ねます。ふたりがあいさつを交わしてます。
00時間21分30秒 
May the peace of Allah descend upon this magnificent abode and allow a poor traveller to enter.
May the hospitality of these miserable quarters be sufficient to your honored needs.
アラーの安らぎがこのすばらしい住まいに降りてきて、かわいそうな旅人に入る事を許して頂けますように。 (007)
この哀れな宿所が、あなたからの栄誉あるお求めに対し、充分でありますように。(フセイン)

abode     (格式)住居、住まい
quarters    [複数形で] 宿所
ルミナス英和・和英辞典

日本語字幕(菊地浩司さん)では、
アラーのお恵みを この哀れな旅人にも
至らぬ我々ですが お役に立てれば
となってます。

その後、二人は談笑します、大学時代の友人だったようです。さっきのかたぐるしいやり取りは、わざとやっていたようです。 

女王陛下の007では、
スペクターのブロフェルドは爵位が欲しくなり、英国紋章院に承認を申請します。
007は紋章院の職員に化けて、スイスのブロフェルドのアレルギー研究所に入り込みます(実はブロフェルドは細菌テロをやろうとしている)。
007は若い女性ばかりいるアレルギー患者の中で、お堅い紋章院役人を演じてます。
患者やブロフェルドの妻との食事会が終わって、007が立ち去る時、言います。
1時間2分13秒
May all your allergies be swiftly cured.
あなた方のアレルギーがすみやかに治りますように(007)

日本語字幕(保田道子さん)では、
全快を祈ります 
です。

かたぐるしい紋章院の話をするなど、お堅い紋章院役人を演じていたので、それにあった形式ばったセリフなのでしょうね。

ダイヤモンドは永遠にでは、
007はダイヤモンド密輸の調査のために、男の遺体にダイヤモンドを隠し密輸します。迎えたアメリカ側の密輸組織は、007を火葬場にへ案内します。
「さて、もし最後の旅立ちの用意がよろしければ」
と火葬場の男は言い、スイッチを押すと、遺体が入っている棺は火葬装置の中へ送り込まれます。男は言います。
00時間30分10秒
May his soul rest in peace.
彼の魂が静かに眠られますように。

日本語字幕(保田道子さん)では、 
安らかに眠らんことを
になってます。

お葬式では、
May she rest in peace. 彼女が安らかに眠れますように。
とか、このMay ~ の形は良く使われるようです。

人が亡くなった時の言葉については、この他に、決まった言い方があるようなので、これは別の記事で勉強しようと思います。
追記 この記事で勉強してます。
May his soul rest in peace. 彼の魂が静かに眠られますように、I’m sorry. ご愁傷さまです、 offer/accept condolence お悔やみを申し上げる/お受け下さい、お悔やみ関係の表現

007映画で英語を勉強して、300記事を超えました。好きな映画で英語を勉強するのは楽しいものです。この記事に全体の目次がありますので、ぜひともお好みの記事からご訪問ください。

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