007で英語の勉強 命令文+and + 文 で、~しなさい、そうすれば、という表現、そして and の 発音は n になってしまうというお話

命令文+and は、~しなさい、そうすれば、と条件文と同じ意味を表す、命令文の代わりに、名詞+and の形をとる事もある、
とロイヤル英文法(綿貫 陽/宮川 幸久/須貝 猛敏/高松 尚弘 著)にあります。

また、これらを007映画のセリフで見てみると、and は弱形の発音で伴う事に気づきました。

■命令文+and

スペクターでは、
007はマドレーヌ・スワンとスペクターの手がかりを求めて、あるホテルに来ます。スワンは酔って、先に寝ようとしてます。
007に言います。
01時間20分39秒
Come anywhere near me and I’ll kill you.
私の近くのどこでも来てみなさい、そしたら殺すわ。

日本語字幕(戸田奈津子さん)では、
そばに来たら 殺すわよ
です。

ちなみに、and I で、and の d は聞こえません。 and I’ll kill you は
アンド アイル キルユーでなく、
アン ナ イル キルユー と聞こえます。
d が落ちるので、and の an と次の I がつながって聞こえてます。

and は弱形で読まれているんです。
この弱形というのは、社会人になって英語を勉強をして初めて知りました。
世界一わかりやすい英語の発音の授業(関正生著)のおかげです。

弱形はふだんの発音、強形は強調or丁寧にいう時の発音とあります。

and の場合は、強形が アンド で、弱形が アン とか ン とかがあります。
で、この本のおかげで、辞書にもちゃんと弱形の発音記号が載っていることを、40代で初めて知りました。
(関正生さんは本の中で、弱系は日本人の英語学習において、最大の盲点とありました)
しかも and では、弱系の方が強形より先に乗っています。
(関さんは先に載っているのはより使う証拠と言ってます。)

ルミナス英和・和英辞典でも
and は(弱) ən(d), n; (強) ǽnd
と、弱系を先に書いて、 ən 、 n 、が載ってます。

追記
n の後の発音は、消えたり変化することが良くあります。いろいろ勉強してます。
once, dance, France, prince はワンツ、ダンツ、フランツ、プリンツと聞こえる事もある
didn’t youはディニュー、twentyはトゥエニ、Orientalsはオリエナルズ、won’t even はウォニーヴン、nの後のtは飲み込まれる実例
nの後のtは飲み込まれる原理
when they analyzed ウェネイ アナライズド、in that case イナット ケース isn’t that right イズ ナット ライト n の後のthを発音しない

慰めの報酬では、
カミーユはドミニクに命を狙われたと思い、文句を言いに行きました。途中にいるドミニクの部下に言います。
00時間23分14秒
Touch me and I’ll break your wrist
私に触ってみなさい、そしたら手首を折るわ。

これは早口なこともあると思いますが、and の d はちょっと聞き取れなかったです。

カジノ・ロワイヤルでは、
007はMの私邸に忍び込み、パソコンから情報を取ってます。
帰ってきたMに対し、
Mと言う呼び名は、何の略語か言おうとした時、M がぴしゃりと言います。
00時間24分00秒
Utter one more syllable and I’ll have you killed.
もう一言、言ってみなさい、そしたら殺させるわよ。

syllable     音節、一言

この syllable and I’ll have も
シラブル アンド アイル ハヴ ユー キルド でなく、
シラブル  ナ   ゥ ハヴ ユー キルド と言ってます。
今度は and は a も d も音が落とされてます。

ここまでは、and の後は I でしたが、他の人称もあります。
カジノ・ロワイヤルでは、
007と財務省の女性は協力し、資金流用の穴埋めを狙ったル・シッフルをカジノで負かします。ル・シッフルはその金を取り戻そうと口座のパスワードを聞き出すため007を拷問にかけてます。
01時間52分46秒
Give me the password and I will at least let her live.
Bond.
Do it soon enough and she might even be in one piece.
パスワードを言え、そうすればあの女は生かしといてやる。(ル・シッフル)(ル・シッフル)
ボンド。
早く言え、そうすればあの女はバラバラにされないだろう。(ル・シッフル)

and I will は、
アンド アイ ウィル でなく、
アン ナイ ウィル と聞こえます。
and she は、
アンド シー ではなく、
アン シー と聞こえます。

ドクター・ノオでは、
007はドクター・ノオが英国諜報部ジャマイカ支局長を殺さなければならない何かの秘密を持っていると考え、その所有する島に潜入します。ノオの部下が沖から武装船で現れ、砂浜に隠れている007たちに拡声器で言います。
01時間05分36秒
Come out and you won’t get hurt!
Stand up and show yourselves or we’ll be forced to open fire!
Come on out!
We know you’re there!
We’ve been expecting you!
Just walk out with your hands up and you’ll be OK!
出てこい、そうすれば痛い目に合わない。
立って姿を見せろ、そうでないと、射撃せざるを得ない。
出てこい。そこにいるのはわかっている。
来ると知っていた。
手を上げて歩いて出てこい、そうすればお前たちは大丈夫だ。(ノオの部下)

Come out and you won’t は、
カム アウト アンド ユー ウォント ではなく、
カム アウト アン ユー ウォント と聞こえます。

hands up and you’ll be は、
ハンズ アップ アンド ユール ビー ではなく、
ハンズ アップ  ン  ユール ビー と聞こえます。

ユア・アイズ・オンリーでは、
海洋学者ハヴロックは海に沈んだ英国の重要通信機の調査中、ソ連の手先のゴンザレスに殺されます。ハヴロックの娘メリナはゴンザレスを見つけ、ボウガンで殺してます。007がゴンザレスの背景を調査していると、メリナを見かけます。
00時間41分53秒
So you can put an arrow in his back?
You do that and we’ll never find out who or what is behind all this.
それで、背中に矢を打ち込むことができる。(007)
それをしたら、僕たちはこの背景に誰がいるのか、わからなくなる。(007)

You do that は、you があるので形としては命令文ではないのですが、You をつけて、命令文になることがあります。ロイヤル英文法(綿貫 陽/宮川 幸久/須貝 猛敏/高松 尚弘 著)では、
You のつく命令文:
強意のため、あるいはだれに向かって言っているかを明確にするために you [everyone, anybodyなどを]を用いることがある
You do as I say. 私の言うとおりにしろったら

■名詞+and

命令文の代わりに、名詞+and の形をとる事もある、
Another war, and we will be ruined.
もう一度戦争があったら、我々は滅亡するだろう。
と、ロイヤル英文法(綿貫 陽/宮川 幸久/須貝 猛敏/高松 尚弘 著)には書かれてました。

007の映画でも、そういう形はありました。

ダイヤモンドは永遠にでは、
平和主義者の科学者メッツがブロフェルドに 騙されて レーザ技術を提供してます。
しかし、その基地が米軍に攻撃されました。
メッツが降伏しよう、とブロフェルドに言うと、ブロフェルドは、
01時間50分26秒 
One more word, Metz, and I’ll have you shot.
メッツ、もう一言あれば(言ったら)、撃ち殺させるぞ。

ここでも and は弱形で、d の音が落とされて、 Metz, and I’ll have you shot. は、

メッツ アンド アイルハヴユーショット でなく、
メッツァ  ナ  ゥ ハヴユー ショット と聞こえます。

ゴールドフィンガーでは、
ゴールドフィンガーは米国の金塊保有所の中で時限原子爆弾を爆発させて、保有する金を放射能汚染させようと企みました。
007は、カチカチ鳴っているタイマーを止め方がわからず、思い切って線を引きちぎろうとしましたが、CIAが間に合い、スイッチで止めます。
01時間44分58秒
英語字幕で、
Three more ticks and Mr. Goldfinger would’ve hit the jackpot.
あと3回カチカチいったら、ゴールドフィンガーは大当たりを取ってたところだ。

tick        (時計などの)かちかちという音
hit the jackpot  (くじ・スロットマシンなどで)大当たりをとる; [比喩] 大成功をおさめる.
ルミナス英和・和英辞典

名詞+and で、~あれば、~だったろう、となってます。

英語字幕には、and と書かれてますが、007がしゃべっている言葉は、n がかすかに聞こえるか、n すら発音してないように聞こえます。

ちなみに、後半は仮定法過去完了が使われています。仮定法過去完了はこの記事で勉強しました。

ところで、話が英語から全くそれますが、
英語字幕も実際に話す言葉も、three more ticks となってますが、止められた3桁のタイマー表示は、画面では 003 ではなく007でした。娯楽映画らしく、画像だけ後から変更したのかもしれません。日本語字幕(保田道子さん)は、あと数秒で としており、どちらでも良いように合わせてました。

命令文+and+文 の、~しなさい、そうすれば、という構文は、シンプルでわかりやすいですね。ただ私にとっては、and の部分は、あまりはっきり言ってくれない、という事は勉強になりました。 

次の記事では、命令文+or + 文 で、~しなさい(命令文)さもないと、を勉強しようと思います。

007映画で英語を勉強して、300記事を超えました。好きな映画で英語を勉強するのは楽しいものです。この記事に全体の目次がありますので、ぜひともお好みの記事からご訪問ください。

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