007映画で英語の勉強 A をアルファ、C をチャーリー、E をエコー、と言って、聞き取りミスを防ぐ言い方 フォネティックコード前編
無線でつづりを言った時など、似たような発音のアルファベットは、聞き間違えする可能性があります。例えば、B と P。そんな時、B、P、とは言わずに、Bravo、Papa と言ったりします。それも、B as in Bravo(ブラボーのB)、P as in Papa(パパのP)とか言わずに、そのまま、Bravo、Papa と言うのです。
(as in はこんな風に使います。
電話で「Book の B です」というような場合。英語なら「B as in Book.」と表現できます。
wevlio英会話コラム)
こうした Bravo、Papa をフォネテッィクコードと言うもので、全アルファベットにあります。
下記にNATOのフォネテッィクコードを記します。
文字 コード
A Alfa
B Bravo
C Charlie
D Delta
E Echo
F Foxtrot
G Golf
H Hotel
I India
J Juliett
K Kilo
L Lima
M Mike
N November
O Oscar
P Papa
Q Quebec
R Romeo
S Sierra
T Tango
U Uniform
V Victor
W Whiskey
X Xray
Y Yankee
Z Zulu
ちょっとわかりにくい言葉を調べておくと、
C Charlie 人名チャーリー
F Foxtrot 軽快な社交ダンスの一種
J Juliett ロミオとジュリエットのジュリエット
K Kilo キログラム、キロメートルのキロ
L Lima ペルーの首都リマ
Q Quebec カナダのケベック州
R Romeo ロミオとジュリエットのロミオ
S sierra 山脈, 連山
Z Zulu ズールー人◆南アフリカ共和国最大の民族
ルミナス英和・和英辞典、
英辞郎on the WEB
良く見ると、Alfa と Juliett は英語の綴り alpha、Juliet とは異なってます。
ウィキペディア によると、
“Alfa” は f で綴られる。これは、スペイン語を筆頭とする多くのヨーロッパ言語でこの音を ph で綴らず、ph は /p/ の音で発音されるからである。
また、”Juliett” は本来の綴りである Juliet ではなく、末尾が tt になっている。これは、t が単一の場合、フランス語話者が子音の発音を省略するからであり、…
と、あります。
このフォネティックコードを使うのは軍関係者(日本の自衛隊も)、航空関係者(キャビンアテンダントも)だそうです。
聞き分けにくい単語で見ていくと、
B と D、I と Y、M と N、T と P は聞き分けにくいと思います。
東北防衛局というページの中で、自衛隊関係者がそういう風にお話されてますし、私も同感です。それらのフォネテッィクコードは、Bravo と Delta、India と Yankee 、Mike と November、Tango と Papa となり、まず絶対聞き間違えないですね。(間違えにくい言葉を選んだのでしょうから)
では、日本人で無い人は、どのアルファベットを聞き分けにくいか?
アメリカの Center for Hearing Loss Help (聴覚消失ヘルプセンター)で、このフォネテッック アルファベットの紹介記事を書かれている方の個人的意見では、
I generally cannot hear the difference between letters such as “b”, “d”, “g”, “p”and “v”.
とあります。
Bravo、Delta、Golf、Papa、Victor なら絶対まちがわないですね。
長くなりました。007映画の中の実際の使われ方は、次の記事へ分けます。
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