007映画で英語の勉強 tell とか know とかで、伝えたい内容、知ってる内容は 後ろのthat節内に書かれるけど、that節は2個使うのもあり 第2弾

know とか、think とか認識、伝達の意味を持つ動詞は、S+V+thatの形をとれます(世界一わかりやすい英文法の授業(関正生著))。that節には認識や伝達の内容が記述されます。
で、その内容が二つあれば、一つ言いたい事を言って、もう一個追加したいなら、that節が二度使えるということが、007映画のセリフを見ていると、わかりました。

前の記事では、認識、伝達を表す動詞として、know、be certain、tell、prove を見てきました。2番目の that 節には、and that としてつけ加えている例や、1番目の that 節の内容が肯定で2番目の内容が否定なら、2番目は not that として付け加えている例を見ました。また1番目の that 節では、that を省略する例も見ました。
今日は、その続きです。

■be pleased that ~

オクトパシーでは、
競売場でファベルジェの卵という芸術品を、カマル・カーンという男がいくら価格が上がってもセリ落とそうとしているのを怪しんだ007は、卵を偽物とすり替えます。競り落としたカーンを追跡し007はインドまで来ますが、カーンに本物の卵を取り戻されてしまいます。カーンは本物をオクトパシーという女性に届けました。二人の会話です。
00時間48分00秒
The egg has been recovered.
You should be pleased.
l’m not pleased it was stolen in the first place nor that the thief knows enough about us to bring it here.
卵は取り返しました。(カーン)
喜んでください。(カーン)
私は、まず第一に盗まれたこと自身を喜んでない、そして盗んだ人間がそれをここに持ち込むくらい、我々の事を知っているのも喜んでない。(オクトパシー)

最初の that節は、that 自身を省いていますが、that 節が2度登場します。否定から始まっていて、二度目の節も否定なので、nor that という形で出てきます。

■Talking about what? That ~

スペクターでは、
007はメキシコでスキアラと言うテロリストを殺しますが、M の正式な命令でもなかったので、停職させられます。
マニペニーが007の自宅にやってきました。二人の会話です。
00時間20分00秒
There’s not one person at MI6 who isn’t talking about it.
Talking about what, exactly?
That what you did in Mexico was one step too far.
That you’re finished.
MI6では、この事について、みんな話しているわ。(マニペニー)
何を話しているんだい、正確には?(007)
あなたがメキシコでやった事は、やりすぎだと。(マニペニー)
あなたはもう終わりだと。(マニペニー)

that 節が2度登場します。

今までは、節が付け加わって二つなのを見てきましたが、下記のような例もあります。

■mention that ~

消されたライセンスでは、
007は麻薬王サンチェスの組織を壊滅しようと思ってます。007はサンチェスの事務所の防弾窓ガラスを爆破し、射殺しようとしているところを香港の麻薬捜査官に阻止されました。しかし、007はそれを逆利用し、麻薬捜査官側がサンチェスを殺そうとしたのを、自分は阻止しようとしたふりをして、サンチェスに食い込もうとしてます。
フリーランスの暗殺者チームがあなたの命をねらっている、だいぶ状況説明を受けているらしい、組織の内部の人間から。(007)
01時間27分56秒
Did they mention a name?
No.
Only that they were expecting to be paid a great deal of cash by someone arriving in Isthmus tonight.
やつらは名前を言ったか?(サンチェス)
いや。でも、これだけは言った、今夜イスマスにつく誰かから多額の支払があると。(007)

今夜はサンチェスの組織の幹部であるクレストがイスマスに到着することを、007は知っていて話してます。サンチェスを疑心暗鬼にさせようとしてます。

mention する対象(内容)は最初は名前であり、節で表す内容じゃありません。それは言わなかったけれども、と言って追加したのが節です。そして、only that という用法になってます。

最初の文を質問としてしゃべった人に対し、答える人が動詞を全く使わず、only that 以下のみを別の人が返しているのもおもしろいと思いました。

■learn that ~

美しき獲物たちでは、
ゾリンが社長をしている会社がソ連に半導体技術を流していると考えている英国諜報部は、競馬場でゾリンの持ち馬が不自然な勝ち方をしたことを見ました。これに関し、007はオーバージンという探偵から情報を得ようとしましたが、会話の途中でゾリンの手下に殺されます。
その後の M との会話です。
00時間21分44秒
What did you learn from Aubergine before his untimely demise?
Only that Zorin is having a thoroughbred sale at his stud not far from here.
オーバージンがタイミング悪く殺される前に何を教えてくれた?(M)
ゾリンはここから遠くない、彼の種馬牧場でサラブレッドの販売会を催すと言う事だけです。

untimely       折の悪い、早すぎた
demise        死去
stud           種馬
ルミナス英和・和英辞典

これはきっと、M が何を learn したのか?と聞かれて、007が Nothing.だが、これだけは learn したと言っているのだと思います。そしてここでは、nothing いうのを省いて、Only that から話を始めているのだと思います。

以上、認識とか伝達を表す動詞での、that 節は付け加えらえれる、を勉強しました。けっこう便利に使えそうです。

007映画で英語を勉強して、300記事を超えました。好きな映画で英語を勉強するのは楽しいものです。この記事に全体の目次がありますので、ぜひともお好みの記事からご訪問ください。

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