007映画で英語の勉強 what on earth から what the hell まで 疑問詞の強調 中編

前の記事では、
トゥモロー・ネバー・ダイで、
What on earth‘s going on?
一体、何が起きているのだ?
美しき獲物たちで、
How on earth do you pack my bags?
一体どういう風に鞄に詰めたんだ?
ドクター・ノオで、
James, where on earth have you been?
ジェイムズ、一体どこにいたの?
ロシアより愛をこめてで、
Where in the world are you, James?
一体、どこにいるの、ジェイムズ?

という on earth や in the world を使った疑問詞の強調を勉強しました。

でも、007映画を見ていて気づくのは、疑問詞の強調には、on earth や in the world より、the hell が目に付く言う事です。

調べると、what the hell は、what on earth と疑問詞を強めると言う点で同様な働きをするようですが、ちょっと強めなようです。

ルミナス英和・和英辞典で調べると、
on earth
(疑問詞を強めて) 一体.
Who on earth are you? 一体あなたはだれですか.
in the world
(疑問詞を強めて)一体《驚きや非難の気持ちを表わす》.
What in the world did you do? 一体君は何をしたの?
the hell
(疑問詞を強めて) 一体全体….
What the hell do you want? 一体全体何が欲しいんだ.
【語法】ごく親しい友人か年下の者の前でしか使えない. 特に女性(に対して)は注意する必要がある.

on earth、in the world は 一体 ですが、the hell は 一体全体、との訳になってます。
また、the hell には、on earth にない使用上の注意、年上の人、女性には使わない、があります。
the hell の方が強いんでしょうね。

また、英語部というブログでは、
「what on earth」は、「what the hell」などとは違い、汚い表現ではありません。単なる強調であり、下品な響きはありません。
とありました。

だから、高校生向けの Next Stage には on earth は載っていても、the hell は載ってないのでしょうね。

ただ、
smoochoo english というブログでは、
on earthは死語に近い と書かれてます。
確かに、007映画では、トゥモロー・ネバー・ダイ(1997年公開)以降には見かけませんし、

コーパスで what on earth と what the hell の頻度を調べると、その差は近年ますます大きくなってきて、2015-19では、1:30程度になってます。

では、実際に見ていきましょう。

■what the hell

トゥモロー・ネバー・ダイでは、
007がテロリスト達による武器の展示販売会に潜入し、ライブ動画を英国諜報部本部に送ってます。
ローバック提督は、一気にテロリストたちを殲滅すべく、遠く離れた海軍軍艦からミサイルを撃ち込ませます。
諜報部のチャールズは007に脱出するんだ、と強く言ってますが、007は画像を送り続けていてます。
00時間03分32秒
What the hell‘s going on?
You will not wait!
That’s an order!
What is your man waiting for?
何が起きているんだ?(提督)
待つわけにはいかないんだ。(チャールズ)
命令だぞ。(チャールズ)
あいつは、何をもたもたしているんだ?(提督)

画面に映ったのはソ連爆撃機の核魚雷です。ミサイルで爆破されれば放射能をまき散らします。これが007が伝えたい事でした。
提督はミサイルを自爆させる指示を出しますが、ミサイルは指示可能範囲外に飛んで行ってしまってます。

007は手持ちの手りゅう弾などを使って、展示販売会の現場で次々と爆発を起こし、混乱を引き起こし始めました。
00時間05分16秒
What the hell is he doing?
His job.
彼は何をしているんだ。(提督)
仕事です。(M)

007は混乱に乗じて、核魚雷を搭載しているソ連爆撃機を離陸させ、ミサイル爆撃による放射能散乱を避けようとしていたのでした。

状況をあまり確認せず、いきなりミサイルを撃ち込む荒っぽい提督には、What the hell のような強い言葉が似合うのでしょうね。

同じくトゥモロー・ネバー・ダイでは、
メディア王カーヴァーが、英国と中国間に戦争を起こさせようとステルス船に乗って最前線に来てます。
船の監視カメラに、007と協力して爆弾を取り付けている中国女性諜報部員のウェイ・リンが映りましたが、船長がそれを見逃してます。
それを見たカーヴァーが船長をどなりつけてます。
01時間35分7秒
What the hell do I pay you for?
If she’s there, Bond is there.
Stamper, find them.
何のためにお前に金を払っているんだ。(カーヴァー)
あの女がいるなら、ボンドもいるはずだ。(カーヴァー)
スタンパー(カーヴァの部下の殺し屋)、奴らを見つけて来い。(カーヴァー)

その時、カーヴァーは船長の髪の毛を握ってのけぞらせて、しかりつけてます。そういうような状況には、what the hell が合うのでしょうね。

前の記事で、what on earth の用例を二つ紹介してます。
What on earth’s going on? は英国首相が発した言葉でした。この人は、M と提督が方針で激しくやり取りをしているのと比較し、穏やかな話し方をする人だし、提督の方が年上のように見えました。
なるほど、そういうシーンには、what on earth が合うのかな、と思います。

また、What on earth are we going to do about it? は、007が若い女性に言った言葉でした。
これも、そういうシーンには、what on earth を使うのかな、と思います。

ただ、冒頭で勉強したように、on earth は、最近は使われないようです。
ちょっと長くなったので、続きは別の記事にします。

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