007映画で英語の勉強 ジョーク集 第3弾 (しゃれとしてではなく)使える表現あります

第1弾の記事では、
You like close shaves. 深剃り=危ないのがお好きなのね。とかを扱いました。
第2弾の記事では、
figureって数字だけど、スタイル(体型)も表す。それを使ったジョークとかを扱いました。

今日は、ジョーク集第3弾です。今日のは、ジョーク以外の用途で使えそうな表現です。

■It’s a small world. 世間は狭い

オクトパシーでは、
中南米の軍の新兵器を破壊するために、 007は トロという軍人を装って基地に入り込みます。爆発物を仕掛けた途端に、捕まります。
本物のトロが指揮してました。本物のトロを見て007は言います。
00時間03分05秒
Well, it’s a small world.
You are Toro two.
おお、世間は狭いな。君もトロなんだ。(007)

It’s a small world.のジョークは別の所でも使われています。

ダイヤモンドは永遠にでは、
007は人間の遺体にダイヤモンドを詰めて、アメリカに密輸します。兄弟の遺体と言う事にしてます。
空港に出迎えたギャングの親玉が言います。
後ろの遺体は、あんたの兄弟かい?(親玉)
そうだ。(007)
と答えると、ギャングの若い人が言います。
00時間28分49秒
I got a brother.
Small world.
俺にも兄弟がいるよ。(若いギャング)
世間は狭いな。(007)

兄弟がいたって当たり前の事なので、君もか、世間は狭いな、というのは、ジョークだと思います。

この、It’s a small world.世間は狭いな というのは、遠い町で知り合いにばったり会ったり、お互いが同じ知り合いを持っていたりする時に使う言葉です。007映画ではジョークで使ってましたが、普通に使える表現です。

■drop in、drop out 立ち寄る、脱落する

私を愛したスパイでは、
カール・ストロンバーグの基地に捕らわれているソ連の女性諜報部員アニア・アマソワを救うべく007は向かいます。
007が基地に着くと、エレベーダに乗れとストロンバーグは言います。
エレベータは、床の真ん中が割れてサメのいるプールに人間を落とす仕組みになってます。
それを見抜いて、床の端に立ち、無事にストロンバーグの階に着いた007は言います。
01時間55分14秒
You did want me to drop in.
君は本当に、私に来て欲しかったんだね。(007)

drop in は文字通りは、中に落ちる、という事になりますが、立ち寄ると言う意です。

ちなみに、 You did want me to drop in. の did は強調の do です。この記事で勉強しました。

美しき獲物たちでは、
半導体会社を営むゾリンは、飛行船にパートナー会社の代表を呼び、シリコンバレーを壊滅させる計画を話しました。参加しないと言った一人に、ゾリンは席をはずすよう言いました。
その男が部屋を出ると、階段のしかけにより、飛んでいる飛行船の外に放り出されてしまいました。その後のゾリンのセリフです。
00時間58分33秒
So, does anybody else want to drop out?
他に抜けたい人は?(ゾリン)

drop out     抜ける、離脱する

drop out は文字通りは、外に落ちる、という事になりますが、脱落すると言う意です。

ジョークは別として、drop in の立ち寄る、drop out の抜ける、というのはビジネスの実戦でも使えそうな表現ですね。

■hard currency 国際的に信頼がある通貨

オクトパシーでは、
本物のファベルジェ・エッグをカタにして、カマル・カーンとバックギャモンと言うゲームで賭けをし、007は大金をせしめました。
カーンの部下が追って来て、007が乗っている3輪自動車に飛び移り、大きなナイフで007の胸を刺しました。
007の胸ポケットには先ほどせしめた札束が入っており、ナイフを食い止め、命拾いしました。007は言います。
00時間35分38秒
Thank God for hard currency.
ありがたい、ハードな通貨で。(007)

日本語字幕(戸田奈津子さん)では、
金は強い
です。うまく訳されますね。

Thank God for   ~を神に感謝する
英辞郎on the WEB
currency     通貨
ハードカレンシー 国際的に信頼があり、他国の通貨との交換が容易に可能な通貨。ドル、ユーロ、日本円、等を言います。

hard currency はビジネスでも使えますね。

■pressing engagement 差し迫った約束

ゴールドフィンガーでは、
ゴールドフィンガーはアメリカのフォートノックス金塊貯蔵庫を襲う計画をギャング達に説明しましたが、ソロは抜けると言います。
ソロが車で帰るときに、ゴールドフィンガーに軟禁されていた007に出会います。
01時間15分15秒
Leaving us so soon, Mr. Solo?
Unfortunately, he has a pressing engagement.
ソロさん、そんなに早く帰られるのですか?(007)
あいにく、彼には差し迫った約束があるんだよ。(ゴールドフィンガー)

engagement     (会合などの)約束
ルミナス英和・和英辞典

そして、ソロ氏は殺され、ソロ氏の遺体ごと自動車はプレス機で圧縮され、トラックの荷台に乗って帰ってきます。
007はゴールドフィンガーに言います。
01時間25分11秒
As you said, he had a pressing engagement.
あんたの言った通り、差し迫った(プレスする)約束があったんだな。(007)

このジョークはともかくとして、
pressing という言葉自身は、
pressing deadline 差し迫った締め切り
pressing problem  緊急の[差し迫った]課題[問題]
pressing task   喫緊の課題
など、ビジネスでどんどん応用できそうな言葉です。
英辞郎on the WEB

pressing problem は、
実際、オクトパシーで、ゴゴール将軍が使ってます。
00時間18分48秒
We must turn our energies to pressing domestic problems.
差し迫った国内問題に自分たちのエネルギーを向けるべきだ。
こんな風に使えます。

■a piece of cake ケーキがひとつ、楽々とできること

リビング・デイライツでは、
ソ連のゲオルグ・コスコフ将軍は英国亡命を希望してます。チェコで音楽会場を抜け出したコスコフを007はある場所に連れていきます。ここから国境を超えるのです。コスコフと007、協力者の会話です。
00時間17分39秒
Get him in the pig.
Pig?
What is pig?
Scouring plug to clean out the pipeline.
This one’s been designed to carry a man.
Pipeline? You mean “our” pipeline?
Great Soviet achievement. Piping natural gas into Western Europe.
But not me!
Don’t worry, Georgi.
It’s a piece of cake.
Never mind cake.
If you open valve before 100, he will be borsch.
Pigs, borsch, cake.
There must be another way.
ピッグの中に彼を入れて。(協力者)
豚?豚って何?(コスコフ)
パイプラインの中を掃除するプラグです。(007)
(パイプラインの末端が開かれていて、中に直径1m、長さ2mくらいのなまこ形のものが見えます)
こいつは人間の輸送用に設計されたものです。(007)
パイプライン?私たちのパイプラインの事を言っているのか
?(コスコフ)
天然ガスを西側諸国に送り込むソ連の立派な業績です。(007)
ガスを送るのであって、私を送るものじゃない。(コスコフ)
心配しないで、ゲオルグ。簡単ですよ。(007)
ケーキどころじゃないわ。(協力者)
もし、目盛が100になる前にバルブを開けたら彼はボルシチになるわ。
豚、ケーキ、ボルシチ!(コスコフ)
他にも方法があるはずだ。(コスコフ)

pig           豚、なまこ(鉄などの長方形の塊)
scour         〈汚れなど〉をこすり取る (out).
a piece of cake     楽々とできること
ルミナス英和・和英辞典 
never mind       〈命令形で〉気にするな、心配するな、がっかりしないで、ドンマイ、~ではない、~どころか、~はもちろんだが、~はどうでもいい
英辞郎on the WEB

■the point 話の要点、鉛筆などの先端

ムーンレイカーでは、
007はドラックスの研究所にいた女性科学者のホリー・グッドヘッドのホテルの部屋を訪ねます。机に上にあるペンを取り上げ、なぜか、いろいろな角度から見た後、紙に何かを書こうとしてます。
あなたの電話番号を書いているの?(ホリー)
00時間49分57秒
I don’t see the point.
Ah, now I do.
意味がわからないな。(007)
(ペン先から何も出てないペンのノック部を押すと、針が飛び出し、液体をポタポタたらします。毒液です。)
ああ、わかった。(007)

point         (鉛筆・ナイフなどの)先, 先端
the point of a pen ペンの先.
see the point of… [動] [他] …の要点[意義]がわかる.
ルミナス英和・和英辞典

ペン先のポイントと意義がわかるというのをかけているのだと思います。

■Never argue with a woman. 女性と口論をするな

トゥモロー・ネバー・ダイでは、
007が北京に向け発射されるミサイルを止めようとしている時に、カーヴァーの殺し屋が007と協力している女性中国諜報部員ウェイ・リンを鎖で縛り上げ、やめろ、そうでないと女を海に落とすと言います。ウェイ・リンは、ミサイルを爆破させろと言って、起爆剤を007に投げました。
007は言います。
01時間50分54秒
Never argue with a woman.
They’re always right.
女性と口論するな、彼女らはいつも正しい。(007)

これは私は一度使ったことがあります。米国人とのビジネス・ディナーでしたが、楽しく会話を楽しむ雰囲気になっていて、自分は奥さんに怒られた話をしていて、
I never argue with my wife.
She is always right.
と言ったところ、とても受けてました。

以上、ジョーク集の第3弾でした。ジョークはともかくとして、使えそうな表現をいろいろ学びました。ジョークはまだ続きます。この記事をご覧ください。

007映画で英語を勉強して、300記事を超えました。好きな映画で英語を勉強するのは楽しいものです。この記事に全体の目次がありますので、ぜひともお好みの記事からご訪問ください。

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