007映画で英語の勉強 仮定法現在 第1弾

仮定法現在という用法があります。
古風な英語で、
 if 節を伴うもの、
 祈願文、
現在の英語で
要求を表す動詞+that節、
it is 必要・妥当を表す形容詞+that節
で使われます。
(英文法解説(江川泰一郎著)より)

さらに細かく見ていきます。

(1)古風な英語で
動詞の原形を使い、次の用法がある。
①条件の if 節で
A book may be compared to your neighbor. If it be good, it cannot last too long; if bad, you cannot get ride of it too early.
書物は隣人にたとえられる。よいものならいくら長続きしてもよいし、悪いものならいくら早く縁を切っても早すぎることはない。

(ちなみに、この例文にあるように、コンマ , の入る二つの文を並べる時にセミコロン ; は、使います。この記事で勉強しました。)

次の if need be は現在でも使われる事がある。
I’m ready to sacrifice my own profit, if need be.
必要とあれば、私は喜んで自分の利益を犠牲にしよう。

②whether 節と lest 節で
現在は主に米国の文語でだけ使われる
We burned all the papers lest the secret be disclosed.
秘密が暴露されないように、書類をすべて焼却した。

lest         ~すると困るから
ルミナス英和・和英辞典 

③祈願・願望の文で
Lord have mercy on him.
神よ、慈悲を垂れたまえ。
Heaven forbid that the misfortune should fall on us again.
不幸が再び私たちの身に降りかかりませんように[神よ禁じたまえ]

(2)現在の英語で
次の2つの用法は米国では普通である。英国でも次第に使われるようになっているが、should を使う方が多い。
①提案・勧告・要求などを表す動詞に続く that 節で
advise、ask、demand、insist、move、propose、recommend、request、require、suggest
I suggest (that) we not jump to conclusions.
一足飛びに結論を急がないようにしてはどうでしょうか

②It is necessary that 等の構文で
形容詞はおもに、「必要・重要・妥当」を表す語である。
advisable、compulsory、crucial、desirable、essential、fair、imperable、important、necessary、proper、vital
It is necessary that we be prepared for the worst.
最悪の場合に対して心構えをしておく必要がある

では、007映画ではどうなっているか見てみましょう。

(1)古風な英語で

①条件の if 節で

if need be がありました。

ワールド・イズ・ノット・イナフでは、
石油王ロバート・キングは、007が取り返した金の中に仕掛けられていた爆弾で殺されました。
M が部局のメンバーに言ってます。
私たちを利用し、罪のない人間を殺した卑怯者に、屈しない。私たちは、こんな残虐行為をした人間を見つけるのです。
00時間18分37秒
We’ll follow them to the farthest ends of the earth, if needs be.
私たちは、必要ならば地球の最果てまで、この人たちを追いかけるのです。
be と原形不定詞ですね。
ここでは、if needs be と needs が複数です。それもありのようです。
if needs be     =if need be
weblio英和辞典・和英辞典
cowards       卑怯者

それ以外は if節を使った仮定法現在は見つかりませんでした。

②whether 節と lest 節で

lest 節を使った用例はありました。

ダイヤモンドは永遠にでは、
ダイヤモンドをアフリカから密輸するのは子供たちに英語を教えている老婦人です。生徒に教えてます。
00時間13分31秒
The letter U is for umbrella.
We take it lest it rain.
文字の U は傘の U ね。
雨が降ると困るから、持っていくわね。
it の後の動詞は、rain と原形動詞ですね。

③祈願・願望の文で

消されたライセンスでは、
麻薬王サンチェスに復讐されたフェリックス・ライターの仇を取ろうとしている 007 は、M に本来の仕事に戻れと指示されます。
007はそれでは情報部を辞めると言って、その場を脱出します。M の部下が、走り去る 007 を討とうとすると、M は止めます。
00時間36分11秒
Don’t!
Too many people!
God help you, Commander.
やめろ、人が多すぎる。(M)
(少し複雑な表情を浮かべて)神のご加護を、中佐。(M)
007は中佐です。
God の後の help は原形動詞ですね。

ゴールデンアイでは、
ヤヌスは宇宙兵器ゴールデンアイの攻撃目標をロンドンに設定しました。
01時間48分48秒
God save the Queen.
女王陛下万歳(ヤヌス)

God の後の動詞は、原形です。これは私は、God が特別な名詞だからかなあ、と勝手に誤解してました。ところが、ちゃんと s が付く場合もあります。例えば、
消されたライセンスでは、
サンチェスはライターのファイルを全部持って行った。
00時間25分41秒
God only knows what’s in them.
その中に何がはいっているか、神のみぞ知る(=誰も知らない)
(この用例は、この記事で勉強しました。)
God save the Queen. で s が付かないのは、仮定法現在と言う用法だからなんですね。

ダイヤモンドは永遠にでは、
ラスベガスで子供向けに、女性をゴリラに変身させるショーをしています。科学者ふんする男が説明してます。
科学の実験には、常に危険が伴う。
00時間48分39秒
so keep in mind those curtains is an exit.
God forbid something should go wrong over here, get outta here!
あちらのカーテンが出口だ。(男)
ここで、何か悪い事が起きませんように、(起きたら)ここを脱出するんだ。(男)

日本語字幕(保田道子さん)では、
何か起こったらまず逃げること
です。

God forbid that ~ という祈願文の後で、命令文が来ているというのが、一見よく分からない構造ですが、これこそ仮定法なのでしょうか。

長くなりましたので、次の記事に続きます。

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